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読んだ漫画 銭(ぜに)

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毎月、数冊は漫画を購入する僕にしては珍しく、2月に入ってから1冊も購入していません。

大好きな作者の漫画は「初版」で購入するマイルールがあるのですが、今月は該当ゼロ。そのうち買えばいいかな、というものばかりです。
ベルセルクを全て初版で集めているのは結構凄くないですか?(12〜13歳の頃に目を付けていたという意味で)

それ以前に、購入を控えている理由があります。ずばり本棚に空きがないのです。

僕の部屋には約2500冊収納できる本棚があり、そのうち2000冊程度がコミックスです。もうキッチリ、ミチミチに詰まっていて、収納限界を超えてしまっています。

昼休みに我が家の本棚事情について同僚と話をしたところ、BOOK・OFFに売る事を提案されましたが、それは避けたいと考えています。BOOK・OFFとは、不要な本を寄付しにいくところであり、僕の本棚に並ぶ可愛い漫画達を差し出す気にはなれないのです。

振り返れば、結婚する前はざっくり4000冊以上の漫画に囲まれた生活を送っていました。

この話をすると、多いように取られがちですが、
・・・例えば、「JOJO」と「はじめの一歩」を合わせるだけで、200冊を軽く超えます。仮に「こち亀」を集めていたら400冊近くになります。通して集めている人間にとっては1000冊、2000冊はそれほど多い冊数では無いと思うのです。

ただし、それは収集者の「気持ちの上では」という話。現実問題、都心の狭小住宅で暮らす者にとって数千冊の漫画が占拠するスペースは馬鹿になりません。
結婚し、子供が産まれ、引越しをするにあたり、妻は「大量処分令」を布告し、僕は従わざるを得ませんでした。

4000冊を1000冊まで減らし、そこからコツコツ増やしてきた現在の漫画コレクションは言わば精鋭。処分したくはありません。

そんな処分したくないリストに入っているのが、「銭」という漫画です。

読んだ漫画

銭/鈴木みそ(エンターブレイン ビームコミックス)

同世代で、小・中学生の頃にファミ通(ファミコン通信)の読者だった人なら、「しあわせの形」の桜玉吉と「アンタッチャブル/おとなのしくみ」の鈴木みそ、両名を知っている人は多いと思います。

両者に共通しているのは、いわゆる日記系・日常語りの漫画スタイルだった点ですが、鈴木みその作風は一貫して、物事の側面や裏側を、分かりやすく噛み砕いて描くところにありました。

ファミ通時代の連載では、本人が様々な業界を取材し、その体験を漫画に起こすというスタイルでしたが、この「銭(ぜに)」では事故にあって生き霊となった少年が主人公。

霊という立場で、様々な業種の「お金の流れ」を追いかけながら見ていきます。

・赤字の雑誌が廃刊せずに済む理由
・ペットのブリーダーの裏側
・葬儀屋の見積もりの仕組み
・お洒落なカフェの経営が難しい訳
・メイド喫茶の利益率
・ホスト業界から見た、風俗の世界

などなど、時事ネタも含むため今更感のある話題もありますが、鈴木みそらしい切り口で業界の裏側を見せてくれます。

個人的には、古い壺や掛け軸などを扱う「古物商」業界のエピソードが好きです。
遺品整理で出てきた「古い壺」が果たして無価値なのか、5万なのか、100万なのか、誰が見定め、鑑定してマーケットに流すのか。全く知らない業界の話は素直に楽しめます。

全7巻と冊数も少ないですし、それこそBOOK・OFFでまとめ買いしても良いんじゃないでしょうか。読み応えはあると思います。

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