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アベンジャーズ/エンドゲームの感想

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およそ2年ぶり、久しぶりに更新します。
もう、このブログのIDとパスワードも忘れちゃってるレベルで、なんならこのまま閉じようかと思っていたのですが、公開から一ヶ月が経過して、何ならそろそろ上映も終了し始める「アベンジャーズ/エンドゲーム」について、何かしらか自分なりの痕跡を残したくなって筆をとった次第でございます。

何エンドゲーム目?

2019/4/26の公開初日から週1ペースで映画館に足を運び、現在7エンドゲームを終えたところです。
僕の中で、人生で一番映画館に足を運んだ映画は、大ファンだったマイケルジャクソンが亡くなった2009年に公開された記録映像的映画「This is it」の5回で、恐らくこれを超える事はないだろうと思っていました。エンドゲームは、その5回を10年ぶりに更新した事になります。
182分という昨今の映画の中でも長尺なこの作品を観る為に何度も映画館に足を運ぶ理由は、最高の感動を与えてくれたからです。

エンドゲームの感想

以下、ネタバレ全開になりますので、ご容赦ください。

冒頭、クリント(ホークアイ)一家のピクニックシーン

あの和やかな雰囲気から当然、サノスのアレの前である事は分かりました。
確率で言えば、塵となって消えるのは50%。この中で誰が消え、誰が残るのだろうか・・と思ったらまさかクリントを残して皆消えてしまうとは。そこから流れる哀愁と優しさを感じさせるBGM「Dear Mr.Fantasy」に、大作映画の貫禄のようなものを感じました。

トニーとネビュラ

宇宙を漂流しているトニーとネビュラはラグビーのゴールキックのような不思議なゲームを楽しんでいました。あれって、メジャーな遊びなんでしょうか?
ネビュラの「楽しかった」って台詞には、これまでの人生で「遊ぶ」という時間は無かったのだろうな・・とか色々考えてキュンとしちゃいますね。「最寄のコンビニまで数千光年」みたいな台詞がありましたけど、コンビニ=「セブンレブン」って言ってるんですね。

サノスとのあまりに早い決着

開始30分ほどで、あのサノスと(最初の)決着が着いたことには流石に驚きました。
僕は、失われた半分を取り戻す手段として、ベタですが「タイムストーン」を使うんだろうなと考えていました。
そのタイムストーンを含むインフィニティーストーン全てが消失していたとは・・・

キャプテン・マーベルがどんなに強くても、もうどうしようもない。インフィニティーウォーで喫した敗北に、駄目押しでとどめををさされた気分になりました。

そしてまさかの5年後!

「アントマン&ワスプ」で量子世界に閉じ込められたアントマンが帰還する方法はファンの間でも色々と予想されていましたが、まさかネズミとは・・・!笑

全ての人が、大切な人を失った世界について、あまり描写はありませんでしたが、全体的に重く、暗く、野球のような娯楽スポーツは社会から消え、辛うじて秩序はあるものの荒廃した世界という印象でしたね。
大地震についての言及と「地球と同じ事が宇宙全体で起きている」という台詞からも、インフィニティーストーンが失われた世界は、エンシェントワンの言葉通り闇に飲まれていくのかもしれません。

トニーの娘が可愛過ぎるでしょ!

子役の子を可愛いなって思う事はありますが、レスキューのマスクの下から出てきた顔を予想以上に可愛くてビビりました。モーガンって名前に似つかわしく無いくらい可愛い。同時に、こんな可愛い子がいる世界は何があっても守る(変える訳にはいかない)というトニーの決意みたいなものが伝わってきました。

ハルクとソーの変化

ハルクは、インフィニティーウォーの序盤で、サノスに純粋な殴り合いで敗北してからくすぶり続けていましたね。その見た目と過去とのギャップから今作では「笑い」を担うポジションでしたが、サノスに2度敗北した事を「僕は(自分を)責めた」というシーンにはグッときました。ただ、「この姿では、ナターシャとは一緒になれないのでは?」とも思いました。

ソーは、自分の価値を証明してくれていたハンマー「ムジョルニア」を砕かれ、アスガルドの民の半分と親友のヘイムダル、弟のロキを一度に失い、自分に王としての価値があるのかどうか、自暴自棄になっていました。
詳しい描写はありませんでしたが、アスガルドの民はサノスの軍に半数が殺され、さらに指パッチンでも半数が消え、ニューアスガルドで生き残っていたのは元の1/4以下なのかもしれませんね。

タイムトラベルの失敗

スコットが若返ったり、年を取ったり、赤子になったり・・タイムトラベル実験をするシーンがありますが、あのシーンはMCUにしては隙が多いな・・・と感じました。だってラストで「若返らせれば?」って頭をよぎりましたよね?

トニーとスティーブの和解

トニーの両親の命を奪ったのが、洗脳されていたとはいえ、スティーブの親友バッキーだった事実が決定打となり、長年に渡り深い溝が出来ていた2人が和解するシーンには胸が熱くなりました。「この盾は父が君に作ったものだ」父ハワードの事に触れ、その上でキャプテンアメリカに盾を渡した事が大切なのです。

ローニンとナターシャ

今作、日本人オーディエンスにとって最大の問題シーン。
ベストキッド2(1986年)という映画は沖縄が舞台なんですが、いわゆる「外国人のイメージする変な日本」でツッコミどころ満載の日本が広がっていました。あれから30年以上の月日が経ち、ネットが普及し、容易に情報が得られる時代になりました。まさか、これほどの完成度を誇るMCU作品で「トンデモ日本」に出会うとは、衝撃でした。AKIHIKO=真田広之はさすがの立ち回りでしたけど・・・ねぇ。

2012年ニューヨーク

オリジナル6が集結してチタウリ軍を迎え撃つ名シーン。客席から大歓声があがりました。シリーズファンにとっては、過去作の名場面でテンション上がらない訳ありません。エンドゲーム2回目以降でしょうか。少し冷静に見るとアベンジャーズって6人しかいなかったんだ、少ないな・・・としみじみ感じてしまいました。

2013年アスガルド

ソーとロケットのコンビがジェーンと融合しているリアリティストーンを取りにいくシーンですが、僕が最初に涙を流したのがここでした。あんな見た目になったソーに会って、先ず心配したのは「眼」の事でした。(ソーの眼は姉のヘラに抉られて義眼になっています。)本質を見抜き、息子を導く母親の愛・・・ソーとシンクロして涙のひとつも出ますよね。自分はまだ「ムジョルニア」が持てる=まだやれる!のシーンも最高です。
実は、マイティー・ソー/ダークワールドって作品はそこまで好きでは無かったのですが、このシーンの後見返して、評価が上がりました。あと、ロケットってカッコいいですよね。

2014年モラグ/ヴォーミア

「Come And Get Your Love」がかかってクイルが登場するシーンは「キター!!」って感じになりました。
ローディとネビュラのコンビも中々いいですよね。

「過去に戻ってインフィニティーストーンを集める」という流れになった時からソウルストーンをどうやって手に入れるのか、嫌な予感がしていました。メタ知識が余計だったのですが、来年ブラックウィドウ主演の映画が公開されるそうです。また、ホークアイもドラマシリーズが始まるそうです。そんな理由から、まあ2人とも生き残るのだろうと油断していたら見事に裏切られました。
ボロボロになりながらもアベンジャーズを維持し続けたナターシャの退場。
主演映画はどうやら前日譚になるようですが、「こんなナターシャも最期には・・・」と考えそうで今から憂鬱になっています。

1970年キャプテンアメリカ生誕の地

トニーとスティーブがそれぞれ自分の原点を振り返るシーン。トニーは父ハワードと出会い、自分が親になったからこそ分かる父の葛藤や悩み、子供=自分への愛情を再確認します。アイアンマン2でハワードの残したビデオメッセージを観て「父が自分に寄せる期待」に気付いたトニーでしたが、ここにきて父の愛に触れる事ができました。万感の思いを込めて父親とハグを交わすシーンでは再び涙が出ました。

スティーブは最愛の人ペギーに会い、ペギーが今なお自分を想っていてくれる事を知ります。
ここでふと思ったのですが、ペギー若すぎない?という事。スティーブと出会った第ニ次大戦の頃20代だったとして、1920年生まれと仮定しても50歳は越えてると思うですが、全然お変わりなく・・・お美しい。

ハルクの指パッチン

犠牲を払いつつもインフィニティーストーンを集め終わり、「あれ?ガントレットはどうするんだ?」と思ったら、トニーの万能感は半端じゃありません。あのガントレットはムジョルニアのような神具も作れるニベダリアのドワーフでなければ作れない物だと思っていたのに!・・さておき、今作でのハルク最大の見せ場は間違いなくここでしたね。

果たして、失われた半分の命は帰ってきたのか・・・
視覚的に目の前に現れるよりも、「ローラ(クリントの妻)からの着信」という形で知らせるのはとてもスマートだと思いました。

スコットが、窓の外に集まる鳥の姿をみて「成功したみたい」と呟きます。
「確信は持てないのだけど、多分上手くいった」・・という半信半疑の絶妙なバランスが後の大きな感動に繋がっていったのだと感じました。

時間のしっぺ返し

2014年から時間を越えて現れたサノスは、最悪の方向に考えを改めて、Big3の前に立ちはだかります。

正直言って、サノス(ver2014)がここまで強いと思いませんでした。仮にも、インフィニティーストーンをコンプリートしたサノス(ver2018)の肩口にストームブレイカーを突きたてて、サノスに「惜しかったな」と言わしめたソーがいます。ストーン無しの素のサノスであれば、圧勝できるのでは?と考えていました。ところが素のサノスは強かった・・・
これって、ソーが5年に渡る不節制で弱体化したのでしょうか?そう思う事にします。

キャプテンアメリカとムジョルニア

公開初日の館内で、1番の歓声があがったのは恐らくこのシーンだったと思います。いくら超人的な身体能力の持ち主とはいえ、キャプテンアメリカは人間の域を出ていません。あのハルクに殴り合いで勝ったサノスです。キャップ渾身のパンチが当たったところで、倒れるとは到底思えません。

「いいんだよ、キャップは守備担当だから」・・・僕自身、そんな事を考えていた気がします。

それがまさか、絶体絶命のソーの命を救ったムジョルニアがキャプテンアメリカの手におさまるとは!!
もう、興奮で頭の中が真っ白になりかけました。“エイジオブウルトロン”で、スティーブがムジョルニアを僅かに動かし、ソーが驚くシーンがありましたが、まさかこの重大局面で伏線回収をしてくれるとは!本当に最高でした。

(雷を使いこなすのだけは、若干「ん?」となりましたけども)

左から失礼

見せ場をつくったものの、ヴィブラニウムの盾を砕かれ、更には軍隊まで呼び寄せたサノスに包囲され、絶対絶命のシーン。その場に立つのはキャプテンアメリカただ1人の圧倒的な窮地。

そこに届く無線の声。
On your left は単体作品としては、左を見ろとしか訳せないのだと思いますが、シリーズファンの頭の中では間違いなく「左から失礼」と翻訳されていたはずです。

ピンチに味方が颯爽と現れる、王道的な展開といえばそれまでですが、ここに至るまでの敗北とピンチが余りにも濃厚だった事もあり、ポータルから次々と味方が登場するシーンは喜びの涙が流れ続けて大変でした。
劇場で登場時の歓声が大きかった順でいえば、
スパイダーマン>ドクター・ストレンジ>レスキュー(ペッパー)=バッキー
だったでしょうか。

アベンジャーズ アッセンブル

コミックやアニメ作品のタイトルにもなっているのに、これまでのシリーズでは1度も使われなかった言葉です。
MCUのこれまでの作品はこのセリフの為にあったといっても過言では無いと思ってます。
ファン達が言って欲しいと願い続けてきたその言葉を、最高のシーンで口にするキャプテンアメリカ。映画を観て、こんなに興奮した事はありません。
先程まで、1人でサノスに向き合っていたキャプテンアメリカの隣には大アベンジャーズ軍の精鋭達がキャップの号令を待って臨戦態勢をとっています。こんなに仲間の存在が頼もしいシーンがかつてあったでしょうか。

日本語吹替え版も2回観ているのですが、このシーンが変に翻訳されていなくて本当に良かったです!
「アベンジャーズ 出撃!」とか「アベンジャーズ 結集!」だったら全身の力が抜けてたと思います(笑)

神話の戦い

アベンジャーズチームとサノスチームが画面の左と右に分かれ、激突するシーンはさながら「神話の世界の戦い」という言葉がピッタリだと思います。ペガサスに乗るバルキリーなんて正にそのまんまですし。

スカーレット・ウィッチとキャプテン・マーベル

圧倒的な強さを誇るサノスでしたが、スカーレット・ウィッチとキャプテン・マーベルの2人だけは、それぞれ個人の力でサノスを圧倒するシーンがあります。ピーター・パーカーを守るかのように女性メンバーが集合するシーンは、女性が強く、活躍する社会を象徴するカットだと思いますが、何よりも絵になるなーと感じました。

And,I am IronMan

サノスの、「私は絶対なのだ(I am Inevitable)」という セリフを受けて、「それなら私はアイアンマンだ(And,I am IronMan)」という、軽口とも取れるセリフを必死に絞り出してスナップするシーン。ドクター・ストレンジの「これが1400万605分の1だ」という声には出さないメッセージを受けたトニーは、自分の運命をあの瞬間理解したのでしょうね。ストレンジが、タイムストーンを差し出してまで自分の命を救った意味はこの時の為だったと悟ったのでしょう。
スナップをすれば、自分は死ぬだろうと理解しつつも、最期までトニー・スタークらしさを失わなかった最高のシーンだったと思います。

トニーの葬儀

よく、ナターシャの葬儀も一緒に・・・みたいな意見を見るのですが、あれで正解なんじゃないでしょうか。
2014年にナターシャの最期を見たのはクリント1人で、時系列でいえば9年も前になります。トニーのように遺体がある訳ではありませんしね。とは言え、ナターシャやヴィジョンをもう少し偲んであげてもという気持ちも分かります。

老キャプテンアメリカ

インフィニティーストーンとムジョルニアを各時代に返したあと、スティーブは自分の人生を生きる選択をしました。サムに「ペギーとはどうなった」と聞かれ、明確に回答しなかったスティーブですが、まあ彼女と結婚して幸せに暮らしたのでしょう。寧ろそうじゃなければ困ります。

個人的に謎なのは、スティーブはどの時代からペギーとの続きをやり直したのか・・・です。
・ダンスの約束をした1940年代に戻り、20代のペギーと結婚したのか。
・1970年にスペースストーンを返して、そのまま50代のペギーと結婚したのか。
前者だと、2023年時点で、推定肉体年齢35歳前後のキャップが80年以上生きなければ2023年で再会できませんので少々無理があるかなと。110歳を超えているようには見えませんでしたしね。ですので、やはり後者でしょうか。

クレジットの最後

MCU作品は、本編の後に、次作に繋がる重要なシーンが流れるものです。
今回もきっと何かあるだろうと思って最後まで観ていましたが、流れたのは「カーンカーン」という音だけでした。恐らくMCU1作目の「アイアンマン」でトニーが鉄を叩く音だと思いますが、それを聞いた瞬間、「ああ、終わった!本当に終わってしまった!」という実感が湧きました。

アベンジャーズ/エンドゲームは本当に最高の映画体験をさせてくれた一作になり、僕の人生でベストの作品になりました。

もちろん、こうあって欲しかったという点は幾つかあります。

コールソンは絶対出てくると思ってましたし、ハルクはこれまでのフラストレーションを吹き飛ばす「SMASH」を見せてくれると期待していました。

消化できなかった謎も残っています。
ラストでクイルがガモーラの行方を「search」していましたが、彼女は何処へ行ってしまったのでしょうか。トニーが何を願ってスナップしたのか分かりませんが、もしかすると「サノス一党」と認識されて塵になってしまったのかもしれません。そうではなく、GotG3で再会できることを願ってやみません。

ただ、これ以上つめ込み様が無いほどの作品だと思いますし、アイアンマンとキャプテンアメリカという二大ヒーローに対して最大限のリスペクトをもって送別する作品だと思います。本当に、3,000回愛してます。

アベンジャーズ/エンドゲームの予習と復習
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