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読んだ漫画 天 天和通りの快男児

投稿日:2016年2月5日 更新日:


日経平均株価が乱高下したり黒田総裁がバズーカ―を撃ったり、北朝鮮が何かを発射しそうだったり、シャープが台湾企業に買収されそうな事を「中の人」が嘆いていたり、禿の仕組みが解明されたり、まぁ慌ただしく変化しまくる世界は正に世紀末。

21世紀もまだまだ前半戦な訳ですが、「世紀末」って便利で魅力的な言葉ですよね。

北斗の拳やらノストラダムスやら末法思想のお陰で「混乱、退廃」感を強く感じるのですが、20歳未満の人にはピンとこないだろうな。
そういえば、始めて防災グッズを買ったのは1999年6月の事でした。

読んだ漫画

天 天和通りの快男児/福本伸行(竹書房 近代麻雀コミックス)

1989年という20世紀末から2002年まで「近代麻雀ゴールド誌」に連載された漫画。

リアルタイムで連載を追いかけていた訳ではないのですが、物語の終盤は一切麻雀を打たないので麻雀漫画雑誌の中では異色だったのではないでしょうか。

「福本漫画」らしい人間の心理描写で読ませる”ざわついた”作品です。

実は10年以上前に、友人から「アカギが好きなら天も読みなよ。アカギの晩年が分かるよ」と言われて読んだ事がありました。

その時の感想は「正直言ってがっかり」でした。

まず、主人公の「天」という男がよく分からない。
昼行燈で冴えないけれど、女にモテて度胸があって、情に厚い・・・子供にも優しい・・・だと?どんなキャラなのか全く掴めない。

凄い博打の才能の持ち主なのかと思いきや、停電の間に「牌のすり替え」をやってイェーイみたいな描写しかなく、福本漫画特有のキャラの魅力(手の内の読み合い、飛躍しまくった超洞察力)を感じませんでした。

まぁ、初期作品なんてこんなもの・・・と思っていたのですが、天が面白くなるのはこの後からでした。

そう、「アカギ」が出てきてからです。
アカギと言えば、鷲巣相手に10年越しの血液麻雀バトルを続けているギャンブルの天才です。

そういえば、鷲巣麻雀はどうなったんでしょう?
1年位前にコンビニで立ち読みしたら、鷲巣が地獄の閻魔大王と戦っていました・・・何かもうわかんねぇな。

アカギはヤクザの代打ちとして登場するのですが、最初に天と対決する時は「昔超強かった伝説の博徒」みたいにふらっと登場して結構あっさり負けてフェードアウトしちゃいます。

アカギ劇場が始まるのは2度目の登場から。

関東と関西の覇権をかけた麻雀バトルの関東側(天側)の切り札的な形で再登場します。

勝負に強いのはもちろんですが、関東勢の心の支え、大黒柱のような存在です。
時には天やヒロユキ(ストーリーテラーでもう一人の主人公)が成長する為の踏み台になったり、円熟味のある良キャラです。

アカギのキャラが立ち過ぎて、物語の後半は遂に麻雀もやらず「アカギの死生観」を延々語る漫画にシフトチェンジします。

もはや主人公は老アカギと言っても過言じゃありません。

死とは何か
死んだ後はどうなるのか
自分が自分で無くなる時、生きている意味はあるのか

色んな宗教観がごっちゃになったアカギ流の解釈がたっぷり単行本1冊以上に渡って書かれているのです。

「アカギ 闇に降り立った天才」が好きな方、

福本作品「銀と金」の平井銀二のようなキャラが好きな方は最初の数冊を我慢して読み進める事をお勧めします。

そういえば銀と金はなんで森田を退場させたんだろうなぁ・・・。

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