アラフォーの男性の皆さん、楽しく漫画読んでますか?
我々の世代は漫画文化の進化に立ち会えた幸運な世代だと考えています。
もの心ついた時には手塚治虫や藤子不二雄の作品がいくらでもあったし、親世代が読んでいた杉浦茂や倉金章介みたいな個性的な作品も普通に古本屋に並んでました。
そして、小中高の学生時代はジャンプが兎に角強かった時代。
スラムダンク連載時に中高生だったので、「バスケ部員」が半端じゃなく増えたのを見て・・・漫画の影響力ってすげぇ!と思ったものです。
日本のバスケット界は「スラムダンク」ブームの時にもっと上手にマネージメントするべきでしたよね。
JBLとbjリーグの統合話ってどうなったんでしたっけ?ま、自分はバスケ殆ど分からないんですが・・・
読んだ漫画
ベイビーステップ/勝木光(講談社 講談社コミックス)
さて、ブームといえばここ2年ほどテニス人口がうなぎ登りとか。
松岡修造や、伊達(クルム)公子、杉山愛だったりがなんとか繋いできたテニス人気の種火を「錦織圭」が燃え上がらせたように思えます。
マッケンロー、アガシ、ベッカー、サンプラス・・・4大大会の優勝者一覧を見ていたら懐かしくなってきた。
あと、フェデラーって随分長い事強いんだね。
そんなブームの追い風もあってかテニスを題材にした漫画も結構増えた気がするけど、おっさんが一番読みやすいのは「ベイビーステップ」だと思ってます。
2007年に少年マガジンで連載開始って事だから、錦織圭ブームよりも結構前。作者の勝木光さんは女性らしいです。
あのマガジンにこれだけ長く連載しているし、アニメ化もした訳なので、ご存知の方も沢山いるに違いないけれど簡単に粗筋を説明すると・・・
・主人公の丸尾栄一郎は高校一年からテニスを始める。
・勝ったり負けたりを繰り返して強くなる。
・尋常じゃない努力をして、3年弱で国内上位選手とも競えるレベルになってくる。
・錦織圭をモデルにした池爽児というプロテニスプレイヤーに感化される。
・プロテニス選手になる事を決意する。
・同じくプロテニス選手を目指す鷹崎奈津と付き合う事になる。
・鷹崎奈津、可愛い。
だいたい以上の内容が物語のポイントのはず。
そして、自分がこの漫画を好きな理由を挙げると
・連載1話目で絵が完成している
・試合の見せ方(テンポ)が良く、苦痛にならない。
・主人公補正はあるが、負ける時は当たり前の様に負ける。
・たった3年でそんなに強くなるかよー・・・と安易に批判できないくらい主人公が努力しまくる。
・同じ相手に3連続で負ける事もある。
・ヒロイン(鷹崎奈津)がいちいち可愛い
まぁ、こんなところでしょうか。
漫画家さんって、連載中に絵柄が進化したり、最適化されたりして1巻と最新刊で別物になる事が多いですよね。
勝木さんの場合は、最新の38巻を読んだ後に1巻に戻っても全然平気な稀有な例だと思います。それも昔の大御所漫画家のように「成長がない」わけじゃなくて、高いレベルで安定しているので安心して読めるのです。
長期連載漫画って1巻の絵柄が微妙で読む気が失せる事もあるので自分には結構大事なポイント。
あと、個人的に、主人公が同じ相手に何度も負けるって「あまり見ないな」と思ってます。
少年漫画って
「ぼろ負けだー」→「辛勝でリベンジ!」
あるいは
「ぼろ負けだー」→「僅差で負けた」→「三度目の正直!」
もしくは
「僅差で勝った」→「もうお前なんぞライバルじゃない」
ってパターンが殆どだと思いますが、ベイビーステップでは
「負けたけど、ヒントを掴んだ」→「負けたけど、差が縮まった」→「いい勝負だったけど負けたー!」
と、負けをしっかりと描くところに好感が持てます。
勿論、言うまでもなくヒロインが可愛いのは大正義ですよね。
そんな訳で、ベイビーステップを大人買いするのも良いんじゃないでしょうか。
あ!私見ではアニメより漫画の方が面白いです。アニメはヒロインが可愛くない!
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・・自分も読んでる方ですが、上には上がおりますね。