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AKBのせいで日本の音楽チャートが悲惨な事になっている?

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AKB48の43枚目のシングル曲「君はメロディー」が141万枚以上を売り上げ、オリコンやビルボード等の各チャート1位を獲得というニュースを見ました。

正直凄いなと思います。

AKBがチャートを席巻するようになって数年が経ちますが、いつも「あと1年もすれば消えるだろうな」と思いつつ毎年予想を外しています。

僕は邦楽洋楽万遍なく聴く方だと思いますが、AKBに関しては「曲を知らない」、「歌い手が分からない」、でも「セールスは上々」と、認識と実体が乖離し過ぎている為、全く分からないのです。もはや曲人気とは別軸の話ですよね。

140万枚のセールスと言えば、

・真夏の夜の夢(松任谷由美)⇒143万枚
・クリスマスキャロルの頃には(稲垣純一)⇒140万枚
・もう恋なんてしない(槇原敬之)⇒139万枚
・揺れる想い(ZARD)⇒139万枚

こんなランキングの中に割り込んで入る訳ですから、それはもう違和感です。

興味本位でAKBの歴代シングル売上を調べてみましたが

・さよならクロール⇒195万枚
┗ 全く知らない

・真夏のSounds good !⇒182万枚
┗ 全く知らない

・僕たちは戦わない⇒178万枚
┗ うっすら知ってる

・ラブラドール・レトリバー⇒166万枚
┗ うっすら知ってる

・フライングゲット⇒162万枚
┗ 結構知ってる

・Everyday、カチューシャ⇒160万枚
┗ 結構知ってる

・恋するフォーチュンクッキー⇒152万枚
┗ 知ってる

という具合でした。圧巻の販売枚数です、
購入者のユニークユーザー数(1人で何枚買っても1としか数えない)を調べる方法があれば面白いのですけどね。

兎に角も、「CDの販売枚数が多い=ヒット曲」という訳では無くなりましたが、だからと言って音楽産業が衰退したのとも違うと思っています。

昨年、2015年は音楽のストリーミング配信にAppleやGoogle、LINEやAmazonが挙って本腰を入れ始めた事もあり、「ストリーミング元年」と呼ばれていました。

僕自身もいくつか利用していますが、一度定額制の音楽配信に手を出すと、その気安さでCDには戻れなくなりそうです。

間違いなく音楽産業自体はこちらの方にシフトし続けていくはずですし、今後アーティストの真価が問われるのは今まで以上に「ライブ」になるのだと思います。

ちょうど、EXILEが出てきた頃、山下達郎がラジオ番組で

「これから5年、10年経つと、僕たちミュージシャンはその場にいる人達にしっかりと音楽を伝える力が無ければやっていけなくなる。そういう意味ではEXILEのように観せるパフォーマンスにも力を入れるのは非常に正しい」

と、こんな主旨の話をしていました。

音楽フェスも昔に比べると、大小さまざま、各地で行われるようになってきたし、実際に参加すると「音楽産業元気あるじゃない」と感じます。

音楽へのアプローチは、各種ストリーミング配信で行い、フェスやコンサートで体感する、こんなスタイルが今後拡大していくとCD販売が落ち込むのは必然だと思います。

よく、「AKBやジャニーズタレントばかりをメディアが推すせいで、1990年〜2000年台前半のような多様なミュージシャンが表に出てこなくなった」「ランキングはAKBと嵐とEXILEしかいない。日本の音楽終わった」なんて声を聞く気がしますが、それは多分違って、そう感じている人の尺度が昔のままなんだと思うのです。

視点を切り替えて見れば、音楽チャートを卑下する必要もありませんし、聴きたい曲も見つけ易くなると思います。

何せ、昔に比べて、圧倒的に安価で、簡単に曲を手に入れ易くなったわけですから。

音楽チャート、ランキングと言えば「オリコン」を見る人が多いと思いますが、僕自身は「ビルボード」を見ています。

CDセールス以外にも、デジタル配信数やYoutubeの再生回数、SNSのトレンド情報などを複合してランキングにしているので、結構面白いのです。

ビルボードジャパン

「B'zのファンが、セールスの記録をAKB抜かれた事に激怒」という記事を読んだので書いてみました。

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